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初めてのJリート

第7回

売買注文は株式とほぼ同じ

 Jリートは、上場しており、証券会社を通じて証券取引所で売買されています。Jリート各銘柄の売買注文は、株式とほぼ同様に、証券会社の窓口やネットトレードで行うことができますが、いずれにしても証券会社に口座が開設されている必要があります。

 各銘柄には株式と同じように証券取引所のコード番号があり、株式で利用できる情報ソースを用いて、例えば、株価情報を掲載しているWebサイトなどでも、投資口価格の推移などを簡単に確認できます。
 ただし、多数の銘柄に分散投資をしようとすると相応の額が必要です。個別の銘柄の情報を集めて分析するノウハウも時間もないという場合もあるでしょう。

Jリートの売買のイメージ

 こうした点を解消したい場合には、上場投資信託(ETF)やJリートを投資対象とする公募投信を通じてJリートに投資することも選択肢として考えられます。運用委託に係る投資信託の手数料を支払う必要がありますが、数万円程度から複数のJリート銘柄への分散投資を行える利点があります。
 JリートETFは、比較的安価な手数料で、東証REIT指数などの市場全体の指数に連動した収益を得られます。一方、Jリートを投資対象とする公募投信は株式投資の経験が浅いなど、Jリート銘柄の選択が難しい場合や銘柄選定をプロに任せたい場合、あるいはより小口で投資を行いたい場合に適しています。

また、公募投信を通じてのJリート投資には、証券会社を利用するのはもちろんのこと、Jリートを対象とする公募投信の取り扱いがある銀行を利用する方法もあります。

 近年では、日本のJリートだけでなく、様々な形で海外のリートを組み入れる投資信託が組成されていますが、為替リスクや海外不動産のリスクにも十分な注意が必要です。

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