第10回
ESGへの配慮について
全世界的に、環境問題・社会問題等が課題として取り上げられている中、ESGに配慮した経営が企業に求められています。
そもそもESGとはなんでしょうか。環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取った言葉で、企業が持続的な成長を目指すうえで重視すべき視点とされています。ESGという言葉が使われるようになったきっかけは、2006年に国連が提唱した「責任投資原則(PRI: Principles for Responsible Investment)」です。この責任投資原則「責任投資原則(PRI: Principles for Responsible Investment)」は、持続可能な社会形成のために、機関投資家に対して、ESGを投資意思決定プロセスに組み入れるべきとしたものです。2023年3月時点では、世界中の約5,000の機関投資家等が責任投資原則に署名をしており、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も2015年9月に署名をしています。この世界的な流れの中で、日本でもESGへの注目が高まるようになりました。
Jリートの資産運用会社のなかでも、ESGへの取り組みについて表明している会社が増えてきています。各資産運用会社がどのような取り組みを行っているのか、確認してみても良いでしょう。J-REIT.jpでは銘柄情報(基礎情報)のページにて、関連情報を掲載していますので、是非ご覧ください。